パン作りの失敗する原因とその解決法について-その①
こんにちは。
手ごねパン教室ハピネスの紺谷英里です。
せっかくパンを作っても、なぜか失敗してしまった…という経験はありませんか?
一人で作業をしていると何が原因だったのか、分からない場合があるかと思います。
そこで今回は、失敗する原因とその解決法について幾つか例をあげてみました。
失敗する原因と解決法-その①
生地がまとまらない
計量が正しくない
台の上で生地をこねる際、はじめのうちは手に生地がくっついてきますが、だんだんとこねているうちに(生地が)まとまり、台からも離れやすくなり、くっつかなくなってきます。
ですが、いつまでたってもなかなか生地がまとまらず、ベトベトしている状態の場合は、仕込み水の入れすぎ、もしくは粉の量が少ない可能性が考えられます。正確な量になっているか、確認しながら行いましょう。
また、粉を計っている時にボウルが周りの道具や物等に触れていると、正しい重さが表示されません。計量をする際は、ボウルの辺りにも注意しながら行いましょう。
湿度が高い
湿度がとても高い状態(80%以上)で仕込み水を通常の量にしてこねると、生地がまとまり辛い場合があります。
このような場合、配合にもよりますが、仕込み水を2.5~5cc程度減らしてこねるとまとまりやすくなります。湿度が高い場合は、仕込み水を減らして行いましょう。
レシピ通りに計量しているのに、生地がまとまらない
私の経験上、稀にレシピ通りに材料を計量したのにも関わらず、いつまでもベトベトしていて、たたきを入れて水分をとばしても、なかなか生地がまとまらない時がありました。
このような場合は、粉を少しずつ(小小さじ1~)足して状態を見ながらこねるか、次回からは粉の量に適した仕込み水の量で計量するとまとまりやすくなるかと思われます。
発酵が鈍い
気候が寒い時期
パン生地は暖かい気温を好みます。ですが、寒い時期になると気温が低くなりますので発酵が鈍くなります。
このような寒い時期は、部屋を暖かくしたり(暑すぎない状態)、発酵をオーブンで行う場合は、予め庫内を温めてから発酵させると(夏場より発酵時間は長くかかるかもしれませんが)発酵が促進されやすくなります。
乾燥している
パン生地全体が乾燥していたり、表面がガチガチに乾燥していると、発酵されません。
乾燥を防ぐためにもササっと手際よくこねて、(生地を入れた)ボウルにラップをして発酵させましょう。
イースト菌の量が少ない
イーストの量が少ないと、発酵時間も長くなります。
それぞれイーストの種類ややり方によって発酵時間や温度、イーストの量が決まっていますので、計り間違いのないように計量しましょう。
まとめ
①計量が正しくない ⇒ 正確な計量をする。
②とても湿度が高い ⇒ 湿度が80%以上の場合は、仕込み水を減らす。
③レシピ通りに計量しているのに、生地がまとまらない ⇒ 粉を少しずつ足すか、次回からは仕込み水を減らす。
①気候が寒い時期 ⇒ 部屋を暖かくする。またオーブンで発酵する場合は、予め庫内を温めておく。
②生地が乾燥している ⇒ 乾燥を防ぐためにも手際よくこね、ボウルにラップをして発酵する。
③イーストの量が少ない ⇒ イーストの量が少ないと発酵が長くなるので、正確に計量する。
最後までご覧頂き、有難うございます。